採卵後に卵巣が腫れ、腹水が溜まりお腹はパンパン!!
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になり入院することになりました。
入院後も回復せずどんどん悪化していき、不安な入院生活を送ります。
命に係わるのかと思うほど苦しかったので、詳細に記録を残していました。
もし私のような症状があれば、無理せず早めに病院へ行くことをおすすめします!
体外受精開始から採卵の記事はこちら→体外受精スタート!採卵周期へ突入~ホルモン補充から採卵まで
採卵後の症状
採卵数が21個と多かったため、採卵前からお腹の張りはかなりありました。
が、便秘?ガスだまり?という程度に感じていました。
採卵後も張りが治まることはなく、
- 強めの生理痛のような下腹部痛
- 吐き気
が出始めました。
お風呂に入ることもできないほど体がダルく、翌日も仕事を休むことに。
採卵翌日 体調は回復せず
引き続き症状は、
- お腹の張り
- 下腹部痛
- 吐き気
採卵後は血栓予防のため、水を1日2~3リットル飲むように言われていました。
しかし、お腹が苦しく水どころかご飯もあまり食べられない状態です。
それでもお腹は減ってしまうので、また気持ち悪くなるという悪循環でした。
体もとてもダルく、家事もままならない状態。
心配して母が食事を作りに来てくれました。
母って本当にありがたい。
母のご飯はなぜか食べられる(笑)
しっかり夜ご飯は食べることができ就寝しました。
採卵2日後 体調は悪化していき夜には息苦しさも
この日も体調は回復せず仕事を休みました。
症状はさらに増え、
- お腹の張り
- 下腹部痛
- 吐き気
- 胃痛
回復するどころか悪化しているような気がします。
生理が始まれば症状は治まると言われましたが、2週間もこの状態で耐えられるのか、とても不安です。
夜は夫が珍しく雑炊を作ってくれたので、食べることができました。
しかし、胃痛に加え息苦しさも出てきて眠れません。
採卵3日後(入院1日目) 眠れず体調はさらに悪化
ほとんど眠れないまま朝を迎えました。
体調は最悪。
どんどん悪化してきているし、尿も出なくなってしまい、もう限界だなと感じクリニックへ連絡。
念のため入院の準備をして来院するようにと言われ、急いで支度をして向かいます。
診察の結果、
- 腹水か溜まり、血管が脱水状態になっているため、24時間点滴が必要。
- 卵巣は左右とも8ミリほど腫れている
とのことで、即入院となりました。
状態としては重症まではいかず中程度とのこと。
良くなるまでは入院ですが、これからもっとしんどくなるそうです。
大部屋ですが、妊婦さんが1人入院中。
それだけで、なんだかもう辛くなったのに、夜になると上の子供や旦那とテレビ電話を始めました。
大部屋でも周りのことお構いなしの人もいるんですね。
自分は妊娠を目指して必死に頑張った結果がこれ。
人間って不公平だな~と悲しくなってきました。
お腹は妊婦さんのように膨れてしまっているのに。
いつものパンツもブラも入らないし(笑)
用意された入院着はピンクで可愛すぎて似合わないし(笑)
なので、夫にマタニティ用のパジャマとブラとパンツを買ってきてもらいました。
この日も、息苦しさと胃痛で眠れない夜になりました。
入院2日目 体調はさらに悪化していく
入院すればすぐ良くなると思っていましたが、さらに体調は悪化。
まだまだ続くお腹の張り、胃痛、息苦しさに不安がつのります。
コロナのため面会不可。
家族と連絡は取れますが、ベッドから降りるのも一苦労なので、電話をしに部屋を出ることもできず、本当に孤独です。
このまま家族に会えなかったら、、、と嫌なことが頭をよぎりました。
点滴のおかげで血管の濃度は薄まり、点滴の量は減りました。
その点滴が痛い、、、
入院初日に看護師さんが代わる代わる差しては失敗。
最終的に無理やりねじ込まれた手の甲が大きく腫れ痛みが増してきました。
翌日の朝までは点滴継続するから抜けないと言われ我慢するしかない。
その痛みと吐き気で朝まで眠れませんでした。
入院3日目 またさらに悪化、、、ピークはいつ?
一睡もできなかった朝の血液検査。
血液濃度がまた濃くなっているため、点滴がまた増量され、追加で注射も増えました。
お腹やおしりに1日何回も注射。
お風呂にやっと入れる予定だったのに、先生から待ったが掛かりました。
毎日看護師さんに体を拭いてもらうのも、申し訳ないし恥ずかしい。
点滴で腫れた右手は痛むどころか感覚もなくなりつつあるし。
右利きなのにこんな右手でご飯が食べられるわけがなくて、もう食べる気も起らなくなりました。
必死に訴えなんとか点滴の場所を変えてもらいました。
その日のお昼すぎ、先生が来ました。
「まだ今日明日はしんどいだろうから、個室に移りましょうか」
「検査の結果、また悪くなりかけてて、たんぱく質が水分が外に出ないように本来は働くけど、今働いていない状態。だからアルブミン製剤を点滴します。血液製剤になるので、いろいろな感染症の可能性がゼロではないから、後で同意書を書いてください」
このような話がありました。
頭の中は真っ白でパニック。
血液製剤を点滴される、大丈夫なのかな。
そんなに悪い状態なのかな。
個室に移るって、、、私もしかして死ぬの?
入院しているのになぜ悪化するの!?
そんな疑問ばかりが頭に浮かび、個室に移ってから静かに泣きました。
でもそんな暇はなくて、家族の誰にも相談することもできず、すぐに同意書を書いて点滴が始まりました。
不安で不安で押しつぶされそう。
個室になったので、家族と電話をできるようになったことだけが救いでした。
まとめ
採卵後の卵巣過剰刺激症候群(OHSS)で入院となり、どんどん悪化していきました。
入院3日目には個室へ移り、同意書の必要な注射を受けることに。
ここからどれぐらいで回復していくのか。
このときは苦しくて辛くて命の危機さえ感じました。
続きのお話はこちらをご覧ください→採卵後の卵巣過剰刺激症候群(OHSS)症状と入院の記録②
お読みいただきありがとうございました。
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